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忘れられた巨人 カズオ・イシグロ [最近読んだ本]

クリスの本が10月18日にでましたね。
ibook版でちら見。まだハリポタ読み終わってないので、それ終わってからゆっくりなんて思って。
次の本が2/14なので、それまでに終わればいいやとか思っちゃって。

The Land of Stories: A Treasury of Classic Fairy Tales

The Land of Stories: A Treasury of Classic Fairy Tales

  • 作者: Chris Colfer
  • 出版社/メーカー: Little, Brown Books for Young Readers
  • 発売日: 2016/10/18
  • メディア: ハードカバー


なんて思ってたら、カズオ・イシグロの本が読みたくなってそっちを読んでしまいました。


忘れられた巨人

忘れられた巨人

  • 作者: カズオ イシグロ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2015/05/01
  • メディア: 単行本

 

 


わたしを離さないで」でがとても良かったので待ってられず、4日くらいで完読。

アーサー王の時代の話でファンタジー要素が強く、 雰囲気は「ホビット」ぽいです。
が!

そんな舞台設定に引きずられることもなく、これは「きみに読む物語」そのもの。
竜の吐く霧で人々は記憶を失っていく
一緒に暮らす夫婦の記憶も曖昧となり、ずっとふたりは変わらず愛し合っていたのかそうじゃなかったのか
諍いの記憶も曖昧で長く一緒に暮らしてきた記憶も曖昧になり、自分たちの息子がどこにいるのかよくわからないまま息子の暮らす村を訪ねる旅に出る老父婦の話。

「きみに読む物語」では愛し合うふたりはふたり一緒に旅たちますがこのお話では、離れがたくともどちらかが見送らねばならぬことになります。
竜の霧で脳を侵され記憶があやふやに...は、つまり年をとるってことなのですね。

訳は「日の名残り」「わたしを離さないで」と同じく土屋政雄氏。
おじいさん口調が、今回は老父婦の話なので違和感なし。

amazonの口コミによれば、原書では擬古語の英語でかかれているらしい。(英語を見て?読んで?これは擬古語だってわかるってすごい!)日本語訳はまあ、現代文かな。こういう場合日本語の擬古語で訳すとどうなる?平安時代みたいになってイギリスっぽくないからおかしなことになるからしょうがないかな?(昔読んだアーサー王物語とか円卓の騎士ってどんな日本語で訳してあったのかな??)

ファンタジーにアレルギーある方もこれは純愛物語と思って読めば違和感ないかも。
わたしはとっても楽しめました。
古典英語が読めるとは思えないけど、原書にも挑戦してみようかな?
あ、ハリポタが先よね、それからクリスの本も。
とほほ、なかなか読めません[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]




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