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ファンフィクションよりも... 13章 [Stranger than Fafiction]

13章:HIGH TIMES AT HIGH TYDES
ハイタイドでハイな時間 (ハイタイドは綴り違いではあるけれど満潮の意:ウォーターパークの名前)

火曜の朝9時、出発の時間にトファーたちがキャッシュの部屋へ行くと、すぐにキャッシュは腰にタオルをまいただけの裸で現れた。部屋には裸の女性がベッドに二人居た。キャッシュは、あちこち脱ぎ捨てられた下着や服を拾い集め、女性にお昼までごゆっくりと言って、4人と合流した。今日はサムの運転で、アマリロへ向かう予定だった。しばらく走ったのちサムはずっと後ろをついてくるカリフォルニアナンバーの黒のプリウスに気づく。追い越させようと避けても追い越さずにずっとついてくる。サムはトファーに気になると言ったが、トファーはただ一緒の方向へ行ってるだけだろうと気にしなかった。

途中の道路番号に気づいたキャッシュが、ここから近くにあるハイタイドに行きたいと言い張る。子どもの頃この辺に住んでいて、最高の場所だったと、子どものようにはしゃぎ始めるキャッシュ。かなりの遠回りになり、アマリロへの到着が夜中になると乗り気でなかった4人はキャッシュに押し切られ、ハイタイドに向かう。

しかし何時間走っても見当たらず、モーも携帯で検索してもそんなパークは存在してないと言う。キャッシュは譲らず、もうすぐだ、すぐ見つかる、看板が現れるはずと言い張る。やっとたどりついたハイタイドは10年前に閉鎖されていて廃墟となっていた。がらんとした駐車場で、引き返そうとサムがエンジンをかけたがかからない。ガソリンゲージが壊れていることをうっかりしていたトファーがガソリン切れと気づく。あわててロードサービスに電話するが、近くで多重事故があり、明日の朝まで救援は無理だと告げられる。周りに全くなにもない場所で一晩明かすことになった。


みな呆然とするが、立入禁止のパークに入って行くキャッシュ。モーは妄想全開で、殺人鬼が皆殺しにやってくると叫ぶ。4人はキャッシュに促され、中に入り火を起こしキャンプをすることになった。ゲームをしようとキャッシュが提案し、今までやったことないことを言うとか、誰にも言えない秘密を告白しようと、ジョーイに視線を送りながら始めた。キャッシュの秘密は、誰も知らない本名だった。僕の本名は既に有名人の名前だったから、キャッシュ・カーターになったという。そしてその名前は「トム・ハンクス」。4人は初め信じられなかった。そんなことをしてるうちに、キャッシュがマリファナを取り出し皆にすすめた。躊躇した4人だったが、結局ハイになり、酔っ払ったみたいに陽気になり、そのまま地べたに寝てしまった。コヨーテに気をつけろよと言って、キャッシュだけはひとり車に戻って寝た。

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