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ファンフィクションよりも... 9章 [Stranger than Fafiction]

9章:The World's Biggiest Rubber-Band Ball
世界一でかいゴムバンドボール

トファーはキャッシュに対してしたことでひどい気分だったが、キャッシュはジョークを言ったりしてムードは悪くなかった。
道中、進学の話になった。トファーは頭脳明晰だとモーが言うとキャッシュがアイビーリーグに行くのかと聞いた。家庭の事情で地元の大学に行くと答え、サムはデザインスクール、モーはスタンフォードと答え、ジョーイはオクラホマバプテスト大学でパフォーミングアーツを専攻すると答えた。
キャッシュにオクラホマでパフォーミングアーツなんてフロリダでスキーインストラクターの資格をとるようなもんだと言われ、ジョーイは詰まった。キャッシュはバプティストスクールじゃゲイの出会いがないんじゃないかと思ったんでね、と言い、ジョーイは感電したみたいに硬直して僕はゲイじゃないと言った。キャッシュはまるでジョーイが僕は黒人じゃないと言ったかのようにびっくりしたが、何かを察したキャッシュは、僕が間違ったと言った。ジョーイはオクラホマで大学の集まりがあるので夜は別行動だと言った。


世界一のゴムバンドボールを見に行ってみると、ボールは日光に長い間晒されて灰色の塊になっており、固定してある木のデッキも朽ちていた。ジョーイがこれ、弾むのかな?と言い、キャッシュはボールを蹴ってみた。公共物を壊したりなんかしたら私たち奨学金とかもらえなくなっちゃうとモーが制止した。
期待していた4人が、がっかりして丘を下っていると、ばきばきと音がしてボールがバウンドしながら転がってきた。生きた心地もせず車まで走り、エンジンをかけたがかからない。この車は一度でエンジンがかかった試しがなかった。
4人が焦る中、キャッシュだけは楽しそうにインディジョーンズだ!とテーマソングを口ずさんでいた。やっとエンジンがかかり走り出したが、ボールはまだ追ってくる。幹線道路にでてやっとボールから解放された。ジョーイがキャッシュに殺されるとこだったというと、キャッシュは君の質問には答えたよと言った。


rubberbandball.jpg
こんなもの作って何が楽しいのかアメリカ人。rubber band ballで画像検索するといっぱいでてきました。
これが転がってきて追いかけられたらおっかない。まさにインディジョーンズのオープニングです。


GWにやっつけてしまおうと思ってたら、録りためた映画とか消化してるうちに終わってしまいました。読み終わってしまうと、途端にペース落ちちゃう。

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