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ファンフィクションよりも... 6章 [Stranger than Fafiction]

6章
The Fifth Passenger
5番目の乗客

エンジンは1回じゃかからないから2-3回トライしてね、燃料計はあてにならないから走行距離に注意してと、トラブルの多い94年式シボレーステーションワゴンの説明を母はしていたが、トファーは上の空だった。ゆうべのメールの返事のことしか考えられなかった。

トファーは、母と弟のビリーに行ってくるよと言って、表で待つことにした。あれはキャッシュが返事したんじゃない、そんなことありえないと自分に言い聞かせていた。
なにぶつぶつ言ってる?という声にびっくりして振り向くと、ジョーイとサムが来ていた。トファーの落ち着かない様子にふたりは心配した。
トファーは、昨夜、ジョークでキャッシュに旅の誘いを送ったことをふたりに話した。そして何時集合?という返事のことも。このダウナーズグローブにセレブが??とサムとジョーイは涙を流して大笑いした。

10時ちょうどにぴかぴかの黒のタウンカーが止まり、中からキャッシュ・カーターが現れた。3人はびっくり仰天し、現実とわかるまで数秒かかった。黙ったままの3人に、そっちが招待したんだよ、そんなに驚くなよとキャッシュは言った。
4人で自己紹介しているところにモーが現れ「遅れた!もう朝から大変だったのよ」と、遅れた理由をいろいろとまくしたてた。4人が黙ってみていると、とうとうモーが気づいて手にしていた荷物を落とし、叫び声をあげた。
「君がモーだね。」

キャッシュ・カーター登場です。
何時集合?という返事のあと、トファーは半信半疑ながらこちらの住所をメールしたのですが、本当にやってきちゃいました。さて、これからどんな展開となるのでしょうか?

トファーのお母さんから借りたステーションワゴンはかなりの年季物のようで、エンジンのかかりが悪かったり、燃料計もあてにならないようで、これが後々のトラブルに貢献?(笑)します。

キャッシュがこれ木でできてるの?とか言ってたので、こんなかんじの車だったのかと。キャッシュは後ろの荷物席で、いつも寝てたみたい。

chevstawagon.jpg
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